ネットで売れるもの、売れないものとは?みんなに売れそうな商品より、一部の人に「熱烈」に支持される商品がヒットする

ネットで売れるもの、売れないもの

ネットショップやドロップシッピング、物販系アフィリエイトを始める時に気を付けたいこと。

そろそろ、ネットショップの課題がスタートするので今日はこのテーマで書いてみます。

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 通販は商品選びでほぼ決まります。 これは、ドロップシッピングやアフィリエイトでも同じです。

 雑貨が好きなので、雑貨のショップを始めるとかってよく聞きますが危険ですよね。好きなものに囲まれて、好きなもので商売ができたら幸せだと思います。しかし、「好き」だけでは上手くいかないのも事実です。 そこには戦略や小手先のテクニックまで様々なことが必要になってきます。

 ドロップシッピングやアフィリエイトでサイトを作る場合、「自分が好きなものや得意分野の商品を選びなさい」っていう人がいますが、あれはウソ!確かに好きなものや得意分野の商品であれば商品の説明も自分の言葉で書けるでしょう。でも、その商品が売れるかどうかは別問題。結果を出すには売れなきゃいけないのに、説明文が書きやすいということにフォーカスしてるからそんなアドバイスをしちゃう。

 数年前にロングテールという言葉が流行りました。確かにネット上ではそういう傾向はあると思います。しかし、いまだに「売れるものはダントツに売れて、売れないものは全く売れない」のです! まだまだパレートの法則(80:20の法則)は健在ということです。

 では、何が売れて、何が売れないのか?

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ネットで売れるもの、売れないもの

 まず、ネットで売れないものですが・・・

  • 近所スーパーやディスカウントストアで買えるもの
  • もともと価格が安いもの

 ネットで購入する場合、基本的に送料が発生するので、近所のスーパーやディスカウントストア、コンビニなどで買えるものは基本的にはネットで買いません。また、価格が千円前後のものも送料をプラスすると割高になるので基本的にはネットで買いません。

 

 では、次にネットで買うものを考えてみます。

  • 近所のスーパーやディスカウントストアで売ってないもの
  • ネットとリアルショップで価格差があるもの
  • 単価は安くてもまとめ買い(箱買い)するとお得なもの
  • 重たいものや大きくて持って帰れないもの
  • リアルショップで買いたくないもの

 リアルショップに売ってないモノは、当然ネットでしか買えません。 次に、ネットとリアルショップで価格差があるものは、送料をプラスしても安く買える場合はネットで買うことがあります。リアルのショップで実物を見てアマゾンで買う!みたいな感じですね。 また、重たいものや大きくて持って帰れないものをあえてネットで買う場合があります。 あとは、リアルのショップでは恥ずかしくて買いたくないモノをネットで買うという場合があります。

 

一部のユーザに熱烈に支持されるようなモノがヒットする

 商品を企画したり、ネットショップで扱う商品を決める場合、一般受けする商品を企画したり、選んだりすると逆に全く売れないということが起こる。 一般受けする商品というのは、ターゲットが曖昧なだけに逆に誰のココロにも刺さらないのだ。 そういう商品より、一部の人に熱烈に支持されるような商品の方がヒットすることがある。もちろん、全ての商品がヒットする訳ではないということは付け加えておきます。

 ネット販売の本ではないが、ちょうど今日読み始めた本にも次のようなことが書かれていました。

 ポメラは折りたたみ式のキーボードにモノクロの液晶画面がついただけの商品で、通信機能もなければ、インターネットに接続することもできない。できるのはテキストの入力のみ。「ポケット・メモ・ライター」の頭文字をとって「ポメラ」と名付けられたが、その名前のとおりテキストの入力に特化した製品である。そのほかの機能をすべてばっさり削った代わりに、単4電池2本で動き、2秒で起動して20時間以上の連続使用に耐えうる。

 この商品の企画を発表した会議では、「こんな商品、誰が買うんだ?」と15人の役員中14人が反対したそうだが、ある役員一人だけ「待ちに待っていた製品だ」と絶賛したことから、発売が決まった。しかし、実際にポメラが発売されると、すぐにライターやブロガーなど、テキスト入力を毎日の仕事とする人々の間で大きな話題となる。結果的に、年間で10万台以上が売れる異例のヒット商品となった。

 多くの人が欲しがる製品ではなく、ごく一部の人にしか必要とされないが、熱烈に欲しがってもらえる商品を作り出したことがポメラのヒットの要因であるといえるだろう。一部の人の「まさに欲しかった商品だ」という思いをすくい上げ、それを商品という形に結実させたマーケターの感性が光る仕事だ。

瀧川哲史(著)「僕は君たちに武器を配りたい」より

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ゼロから年商1億円を達成した岡崎太郎さんの話

 訪問販売の会社で経験を積み、みずから商品開発。年商1億円を達成した岡崎太郎さんという方がいらっしゃいます。著書に「売れるしくみはこうつくれ」というものがあります。随分前に読みましたが面白かったです。

 岡崎さんは、訪問販売での経験から売れる商品を幾つかピックアップし通信販売を始めたそうですが、今まで売れた商品を集めてもダントツに売れるものとあまり売れないモノに分かれたそうです。 そうやって色々とテストを繰り返し、いちから開発した「いちごミルクダイエット」が爆発的にヒットしたそうです。しかし、爆発的にヒットした「いちごミルクダイエット」も企画段階では、岡崎さん以外みんな反対したそうです。

 ポメラ然り、いちごミルクダイエット然り、世の中には企画段階でボツになったけど、製品化されていればヒットした商品というのもたくさんありそうですね!
 
 また、岡崎さんも「一部の人に熱烈に支持される商品」という話をされていました。ネットの場合は、日本全国がマーケットとなります。あるいは世界がマーケットです。 100人に聞いて一人しか支持しなくても、それが熱烈というか強烈な支持の場合、日本全国や世界のマーケットではそれなりの需要がある!ということです。但し、熱烈なというところがポイント。

追跡:岡崎太郎さん、おおいに語る ゼロから1億円,通販勝ち組の秘話(All About)

 

こちらも↓参考に
ネットで売れるもの、売れないもの、そして売れるようにできるもの(1) – More Access! More Fun!

 

まとめ

 売れるモノはダントツに売れるが、売れないものは全く売れない。 これは、私がドロップシッピングやアフィリエイトをやった経験からも確実に言えることです。 どの商品も「これは売れるだろう!」と思っても、売れないものは全く売れない。 そういう商品で通販のショップをやると痛い目にあいます。

 ドロップシッピングやアフィリエイトの場合は、ページを制作した時間が無駄になるだけですが、商品を開発したり仕入れたりした場合は大きな赤字になります。なので、まずはドロップシッピングやアフィリエイトでテストマーケティングするのも手ですよね。

 とにかく、一般ウケするような商品より、ターゲットを絞った尖がった商品というのがネットではヒットしやすいのかもしれません。

 

ネットショップ制作】シリーズ

 

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